2014年2月23日 私立恵比寿中学@品川ステラボール


2014年2月23日(日)
私立恵比寿中学
品川ステラボール「“自習”vol.2 1時間目」

セットリスト
1, 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
2, 永遠に中学生
3, エビ中出席番号の歌
4, どしゃぶりリグレット
5, オーマイゴースト? ~わたしが悪霊になっても~
6, えびぞりダイアモンド!!
7, パクチー
8, なにがなんでも
9, チャイム!
10, もっと走れっ!!
11, いい湯かな?
12, 頑張ってる途中
13, ザ・ティッシュ ~とまらない青春~
14, 梅
15, 新・青春そのもの

 今更ですが、2月23日におこなわれた自習1部の簡単なレポートを。この公演、3人の転校が発表されたこともあり、チケットがものすごく取りにくくなっていました。自分も友人が当ててくれたチケットで、1部のみの参加です。

 開演前、入場待機列にちょっとした人だかりができていて何事かと思いましたが、中村優さんが来ていました。ファミえんの特典映像で、エビ中ファミリーにはかなり知られてますし、もうエビ中の現場に普通のお客として来るのは厳しいかもしれませんね。本人もアイドルを目指すとのことなので、ぜひとも今後は与える立場として頑張ってもらいたいですが。個人的にはかなり期待してます。

 1時間目は真山りかさんプロデュース公演。ステージ上には8組の机とイス。1曲目の「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」で、イスに座ったりと、パフォーマンスの中にも取り込まれていました。1曲目が終わると、メンバーが学校の放課後のようなノリで掃除を始めます。同時にここから茶番の始まり。ひなたの「どうしてみんな掃除してんの?」に対して、ぁぃぁぃが「ひなちゃんが大暴れしてチョークの粉を教室にばらまくからじゃん!」、真山が「めちゃくちゃだよ! みぞっち、カンカンだよ!」と返したり。

 そこからメンバー自身で机とイスを片付け、放課後トークが始まります。最初はこれが終わったらおいしいもの食べに行こうよ!などと話していますが、あやちゃんが「あのさ、春になったら3人転校しちゃうんだよね…」と言い、それに対して裕乃さんが「バカっ! 私たちは転校したって、どこに行ったって、永遠に中学生さ!」。2曲目の「永遠に中学生」へ。ニュアンスが伝わりにくいかもしれませんが、裕乃さんの言い方がかなり明るく茶番っぽく、お客さんやメンバーの雰囲気に湿っぽいところはありませんでした。

 「永遠に中学生」に続いて、3曲目は「エビ中出席番号の歌」。この2曲のなっちゃんパートは全員で歌っていました。ももクロのAE限定ライブも、この自習もそうだけど、メンバー自身がセトリと演出を考えるって面白いですね。真山は真面目だし、3人の転校発表後のライブということもあるんで、相当悩んだんじゃないかな。

 でも、転校の件を無理に隠すでもなく、いかにも涙を誘う演出をするでもなく、自分なりにみんなを送り出したいって気持ちがあらわれていたと思います。裕乃さんに「永遠に中学生さ!」と言わせたところも、初期の曲を多めにセトリに入れたところも、お客さんがなにが見たいのか、ってところも考えているし、真山の優しさ、誠実さ、真面目さが出ていると思います。

 7 曲目「パクチー」のあとのMCで、このあと10曲目「もっと走れっ!!」の曲中に赤組と白組に分かれて風船割り対決をすることに。赤組が真山、ぁぃぁぃ、裕乃さん、それ以外が白組。風船を膨らまし、それをイスに置いてから座って割り、多く割った方が勝ち、というゲームです。勝ったのは赤組! 勝った赤組には、ケーキが運ばれてきました。赤組の3人がケーキを食べ始めますが、負けた白組のりななんが一口食べちゃって「だって我慢できなかったんだもん!」と言ったり、エビ中的わちゃわちゃ。

 そのわちゃわちゃしてるなか、真山がハッピー・バースデーを歌いながらもうひとつケーキを運んできます。このケーキは2月27日が誕生日の瑞季のためのもの。ここから瑞季の誕生日会へ。真山は「実はゲームっていうのは、これがやりたいがための仕掛けでしたー!」と言ってましたが、こういうところも真山の人柄が出てますね。12曲目「頑張ってる途中」のあとには、みんなで改めて瑞季へ向けてハッピー・バースデーを歌いました。指揮者はぁぃぁぃ。

 途中のMCで「風船膨らましたら声が出にくくなっちゃった」と言ってましたが、自分のプロデュース公演ということもあり、やっぱり真山は緊張してたんだなと。パフォーマンス的にかなり飛ばしていたのが分かりました。あとから2部もニコ動のタイムシフトで観ましたが、声を出すのがつらそうで。全力で頑張るこういうところも真山らしいんだけど、喉が心配ですね。エビ中のライブは、いつも見終わったあとに穏やかで楽しい気分になれるんですが、この日のライブは特にそうでした。