2014年4月24日 (木)
私立恵比寿中学
恵比寿 ザ・ガーデンホール
「エビ中サブ主総会」
エビ中のファンクラブである秘密結社ブラックタイガーの会員限定イベント「エビ中サブ主総会」に行ってきました。会場に入ると、ステージ上に長テーブルが設置され、登壇者の名前の入った紙も貼られていて、思ったよりガッツリと株主総会の雰囲気。また、チケットが1会員1枚のみ、連席もできないシステムだったためか、開演前はあまり会話もなく、普段のライブとは違った空気感でした。平日だったので、仕事帰りであろうスーツ姿の人も多かったです。
撮影が入っているとのアナウンスもあったので、ブラックタイガーの動画あたりにアップされるかもしれませんが、簡単にイベントの内容と感想を。タイトルの通り株主総会をイメージしたイベントで、エビ中のスタッフがステージに上がり、セクション毎にここまでの活動報告、今後の展望、質疑応答という流れで進んで行きました。
登壇者は11名で、真ん中に藤井さん。藤井さんの右側に、マネージャーのみぞっち、ウッチー、ブラックタイガー担当の菅野さん、Smoochの山根さん、本多さん、左側に音楽担当の石崎さん、瀬戸さん、井上さん、演出の近藤キネオさん、松井さんの順に座っていました。最初に藤井さんが登壇者を1人ずつ紹介していきますが、松井さんだけは紹介されず。
まずはレーベル担当者ということで、デフスターの井上さんからスタート。株主総会さながらに、資料をステージ上のスクリーンに映しながらのプレゼンでした。内容を順番に箇条書きにします。
・森さん異動、後任は森さんの1期後輩のイソアイさん。2人とも井上さんの紹介で登壇し、挨拶。
・井上さんから2013年の活動報告。シングル2枚、アルバム1枚、映像作品5タイトルをリリース。
・2014年度の運営全体のテーマはhospitality & quickly。レーベルとしては、これに加えてquality & value。皆さんに満足してもらえる作品作りを目指していきたい。
・バタフライエフェクトのMV上映。
続いて、楽曲担当の石崎さんと瀬戸さんのプレゼン。
・バタフライエフェクトのMVは、アイドルが誕生してからトップアイドルになるまでを、蝶が生まれてから飛び立つまでに置き換えて表現するというコンセプト。
・ヨーデル盤のジャケットは、蝶の一生を全身の動きで表現しようというアイデアから始まって、ああいうデザインになった。
・ロック・リー/大人はわかってくれないのブラジル盤のジャケットの話。ボボ・ブラジルの写真を使ったジャケットにしようと、許諾を得るためボボ・ブラジルの親族を探したが見つからなかった。
エビ中のファンクラブ、ブラックタイガー担当の菅野さんのプレゼン。
・武道館公演を特集した会報を、5月中旬に発送予定。特別企画として、イチゴ狩りに行ってきた。参加メンバーは、裕乃さん、りななん、りったん。
・今後の目標はファンクラブイベントをやりたい。ブラックタイガーのゆるキャラで、ブレイクしたい。
続いてグッズ担当Smooch。代表取締役の山根さんと、エビ中のグッズ担当の本多さん。
・初期のグッズ、エビ中バスと初代のペンライトを紹介。エビ中バスは事務所に1つだけ、ペンライトに関しては1本も残っていないので、持っている人はぜひ引き取らせてくださいとのこと。
・初代ペンライトは200本制作。当時はイベントなどで歌うとき、メンバーの人数に対してマイクの数が足りなかったので、マイクを持たないメンバーは代わりにペンライトを持っていた。
・エビポロは、ワニのマークのブランドと同じファクトリーで作られている。国産です。受注販売には、予想の4倍の申し込みがあった。
・メンバーの生誕グッズを制作開始。
・サブ主からの質問、1人目の方。iPhoneケース発売の予定はありますか? →考えておりますので、少々お待ちください。
・サブ主からの質問、2人目の方。ももクロのように、過去グッズの再販の予定はありますか? →山根さん個人としては、復刻したいと思っている。
演出の近藤さんのプレゼン。時間が押していて、かなり持ち時間が短くなってしまったようですが、一番内容が濃いというか、しゃべりたいことが多くあるのが伝わってきました。
・昔から応援してくれてる人も、最近ファンになった人も混在しているけど、その人たち全員に楽しんでもらえるようなライブを目指している。
・武道館のオープニングムービーの裏話。最後の空撮のシーンの撮影日は、雨の予報。精密機械を使うので、一滴でも雨が降ると空撮用のヘリを飛ばすことができない。当日は雨が降ったり止んだりで、ちょうど晴れ間が出てきたときに、スタンバイしていたエビ中を外に出したら、いきなり雹が降ってきた。
・ツアードキュメンタリー作品、Everything Point 2の制作決定。
最後はマネージャーチーム。
・まずはみぞっちが話し始めるけど、テンパッてうまく話せない。エビ中の現場に来ると、エビ中を好きになってくれる人が多いので、現場に来てもらって、好きになってもらって、エビ中を広めるのが目標。
・サブ主からの質問。生写真発売のスパンが短い。2部制のライブの時には、1部、2部それぞれの写真が出る。10代、20代の人には経済的に厳しいんじゃないか? →藤井さん「1部、2部やめます! 同じ日は同一の生写真にします。これはいま僕が決めました。それがイヤだっていう人もいるかもしれないから…いいかたちを考えたいと思うんで、少し時間をください。金沢のあとぐらいに発表します。」
エビ中がステージに上がり、1人ずつ抱負を言った後に、バタフライエフェクトを披露。
真山「楽屋で職員さんたちの話を聞いていて、本当に私たちは素敵な職員の方々に支えられているんだなと思いました。8人になって、青1人…これからもゆるく、ゆるくエビ中を引っぱっていけるように、精進してまいりますので、よろしくお願いします!」
彩ちゃん「教育庁長官あらため、MC担当を頑張っていきたいと思います! 1より2の方が、面白いぜ!」
ぁぃぁぃ「まだまだ不安もいっぱいあるんですが、この8人なら何でも乗り越えられる気がしています。いつか大きな花を咲かせて、みんなで笑顔で喜べるように、これからも前に進んでいきたいと思います。」
みれいちゃん「8人で初めてのツアーになって、かほりこにとっては本当に初めてのツアーになるので、不安もあると思うんですけど、私たち6人がちゃんと支えて、いつか蝶のように大空へ羽ばたけるように頑張っていきたいと思います。」
りななん「これから8人で行くツアーで、各地に行くんですけど、そこで美味しいものをいっぱい食べて、スタミナをつけて、絆も深めるように頑張っていきたいと思います。」
ひなた「2代目ダンス部長として、ダンスだけじゃなく、歌もトークも成長して、これから8人で進んでいけたらいいなぁと思います。」
ぽーちゃん「まだ、私とりこちゃんは分からないことだらけなんですけど、ダンスも歌もトークも、みんなについていけるように一生懸命がんばるので、応援よろしくお願いします。」
りったん「これからもレッスンをがんばって、エビ中がもっといいグループになるよう必死についていきます。エイエイオー!」
イベントに参加した感想としては、思ったより洗練されたイベントだったなと。前回の職員会議(自分はUSTを見ただけで、現地には行っていません)から比べると、あまり公式には言えない裏話をする、ファンと運営で意見を交換する要素は薄れて、文字どおり「総会」という感じで。正直、もうちょっと突っ込んだ話を聞きたかった気持ちもあるけど、プレゼン形式で情報が与えられるので、2時間があっという間で、イベントとしては楽しめました。
運営のそれぞれの活動を、一度に聞ける場っていうのは他にないので、エビ中がどういう風に成り立っているのか、メンバー外、現場外も含めて見ることができたのは面白かった。個人的には真山が挨拶で「素敵な職員の方々に支えられている」って部分が最も印象的。運営も含めたチームとして、健康な状態なんでしょうね。
アイドルって、外側に見えてこない部分にも複数のコンセプトが隠れていて、多くの人がそれぞれの思想・目標を持って関わっているから、思わぬ方向に行くこともあって、こういうところが本当に面白い。オペラは総合芸術と言われるけど、アイドルも現代の総合芸術だと、個人的には思っています。