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2014年2月23日 私立恵比寿中学@品川ステラボール


2014年2月23日(日)
私立恵比寿中学
品川ステラボール「“自習”vol.2 1時間目」

セットリスト
1, 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
2, 永遠に中学生
3, エビ中出席番号の歌
4, どしゃぶりリグレット
5, オーマイゴースト? ~わたしが悪霊になっても~
6, えびぞりダイアモンド!!
7, パクチー
8, なにがなんでも
9, チャイム!
10, もっと走れっ!!
11, いい湯かな?
12, 頑張ってる途中
13, ザ・ティッシュ ~とまらない青春~
14, 梅
15, 新・青春そのもの

 今更ですが、2月23日におこなわれた自習1部の簡単なレポートを。この公演、3人の転校が発表されたこともあり、チケットがものすごく取りにくくなっていました。自分も友人が当ててくれたチケットで、1部のみの参加です。

 開演前、入場待機列にちょっとした人だかりができていて何事かと思いましたが、中村優さんが来ていました。ファミえんの特典映像で、エビ中ファミリーにはかなり知られてますし、もうエビ中の現場に普通のお客として来るのは厳しいかもしれませんね。本人もアイドルを目指すとのことなので、ぜひとも今後は与える立場として頑張ってもらいたいですが。個人的にはかなり期待してます。

 1時間目は真山りかさんプロデュース公演。ステージ上には8組の机とイス。1曲目の「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」で、イスに座ったりと、パフォーマンスの中にも取り込まれていました。1曲目が終わると、メンバーが学校の放課後のようなノリで掃除を始めます。同時にここから茶番の始まり。ひなたの「どうしてみんな掃除してんの?」に対して、ぁぃぁぃが「ひなちゃんが大暴れしてチョークの粉を教室にばらまくからじゃん!」、真山が「めちゃくちゃだよ! みぞっち、カンカンだよ!」と返したり。

 そこからメンバー自身で机とイスを片付け、放課後トークが始まります。最初はこれが終わったらおいしいもの食べに行こうよ!などと話していますが、あやちゃんが「あのさ、春になったら3人転校しちゃうんだよね…」と言い、それに対して裕乃さんが「バカっ! 私たちは転校したって、どこに行ったって、永遠に中学生さ!」。2曲目の「永遠に中学生」へ。ニュアンスが伝わりにくいかもしれませんが、裕乃さんの言い方がかなり明るく茶番っぽく、お客さんやメンバーの雰囲気に湿っぽいところはありませんでした。

 「永遠に中学生」に続いて、3曲目は「エビ中出席番号の歌」。この2曲のなっちゃんパートは全員で歌っていました。ももクロのAE限定ライブも、この自習もそうだけど、メンバー自身がセトリと演出を考えるって面白いですね。真山は真面目だし、3人の転校発表後のライブということもあるんで、相当悩んだんじゃないかな。

 でも、転校の件を無理に隠すでもなく、いかにも涙を誘う演出をするでもなく、自分なりにみんなを送り出したいって気持ちがあらわれていたと思います。裕乃さんに「永遠に中学生さ!」と言わせたところも、初期の曲を多めにセトリに入れたところも、お客さんがなにが見たいのか、ってところも考えているし、真山の優しさ、誠実さ、真面目さが出ていると思います。

 7 曲目「パクチー」のあとのMCで、このあと10曲目「もっと走れっ!!」の曲中に赤組と白組に分かれて風船割り対決をすることに。赤組が真山、ぁぃぁぃ、裕乃さん、それ以外が白組。風船を膨らまし、それをイスに置いてから座って割り、多く割った方が勝ち、というゲームです。勝ったのは赤組! 勝った赤組には、ケーキが運ばれてきました。赤組の3人がケーキを食べ始めますが、負けた白組のりななんが一口食べちゃって「だって我慢できなかったんだもん!」と言ったり、エビ中的わちゃわちゃ。

 そのわちゃわちゃしてるなか、真山がハッピー・バースデーを歌いながらもうひとつケーキを運んできます。このケーキは2月27日が誕生日の瑞季のためのもの。ここから瑞季の誕生日会へ。真山は「実はゲームっていうのは、これがやりたいがための仕掛けでしたー!」と言ってましたが、こういうところも真山の人柄が出てますね。12曲目「頑張ってる途中」のあとには、みんなで改めて瑞季へ向けてハッピー・バースデーを歌いました。指揮者はぁぃぁぃ。

 途中のMCで「風船膨らましたら声が出にくくなっちゃった」と言ってましたが、自分のプロデュース公演ということもあり、やっぱり真山は緊張してたんだなと。パフォーマンス的にかなり飛ばしていたのが分かりました。あとから2部もニコ動のタイムシフトで観ましたが、声を出すのがつらそうで。全力で頑張るこういうところも真山らしいんだけど、喉が心配ですね。エビ中のライブは、いつも見終わったあとに穏やかで楽しい気分になれるんですが、この日のライブは特にそうでした。





2014年3月1日 みにちあ☆ベアーズ@AKIBAカルチャーズ劇場 (第2部)


2014年3月1日(土)
みにちあ☆ベアーズ、S★スパイシー2
AKIBAカルチャーズ劇場
「目指せ東京ドーム!!頑張れみにちあ☆ベアーズ!!vol.54&55 final!!」第2部

S★スパイシー2 セットリスト
1, 再現ドラマの女
2, ブルーライト ヨコスカ
3, 私を二郎に連れてって
4, エキゾチックスパイス

みにちあ☆ベアーズ セットリスト
1, みにちあサンバ
2, みにちあ応援歌
3, みにちあ校歌
4, Wonderful Rush
5, もってけ!セーラーふく
アンコール
6, みにちあ☆100

 一昨日のAKIBAカルチャーズ劇場、みにちあとSスパのライブ第2部のレポートです。2部もS★スパイシー2のライブからスタート。「再現ドラマの女」以外は曲を入れ替えて、2部でも4曲を歌いました。2部もめちゃくちゃ盛り上げてくれました。MCでは、翌日にボーノ相模大野でおこなわれた初ワンマンライブの宣伝を。新メンバーが入ってどうなるかわかりませんが、曲もいいし、キャラクターもいいし、もっと売れるといいなぁ。個人的には今後も地道に応援していこうと思います。

 続いてほとんど転換時間なしで、みにちあベアーズのライブがスタート。2部では、1部とは変わってオリジナル曲多めのセトリとなりました。2曲目の「みにちあ応援歌」のあとには自己紹介とMC。ここでは「目指せ東京ドーム、頑張れみにちあ☆ベアーズの公演が最後となってしまいました。なんと、この名前の公演だけで55回です。ここまで55回もやり続けられたのは皆さんのおかげです。ありがとうございます!」と挨拶。みにちあには3月で小学校を卒業するメンバーが6人、春は出会いと別れの季節、ということで3曲目に披露されたのは「みにちあ校歌」でした。

 4曲目にみにちあ劇場。支配人役は愛来さんと内藤るなさん。初登場のグループ、みにちあ坂学院(みにちあざかがくいん)からやってきたミニライブ!として、「Wonderful Rush」をやりました。もちろんラブライブ!の曲のカバーです。みにちあがライブでカバーするのは初めてのはずですが、コールを入れやすいリズムと構造の曲なので、途中からはいつもやっている曲のように盛り上がりました。曲の知名度が高いっていうのも、あるとは思いますが。

 アンコールでは、リーダーの内藤るなさんが「みなさんが大好きな曲で、今日まだやってないのがありますよね? 円陣組みます!」と言ってメンバーで円陣を組みます。そこから始まったのは「みにちあ☆100」。みにちあの曲は、カバー曲もオリジナル曲も、「応援する」ってコンセプトがはっきりしてるのでブレないですね。この曲も、最後の曲というのもありますが、盛り上がりました。

 みにちあベアーズは今週末のライブをもって解散とのことですが、なんだかもったいないなと思います。「見に来てくれた人を応援する」ってコンセプトで、ほとんどカバー曲ですが、高校野球の応援のような楽曲と、野球とチアリーダーのユニフォームを合わせたような衣装が、全て一貫していてよくまとまっています。楽曲も単純ですが、コールを合わせやすいものが多く、高校野球の応援とアイドル現場でのコールって、意外な親和性があるんだなと思ったり。現場の雰囲気も、保護者が子供たちを見守るって要素が強くて、牧歌的でアットホームです。

 また、この日は最後の「目指せ東京ドーム!!頑張れみにちあ☆ベアーズ!!」公演、AKIBAカルチャーズの出演もラストとなるため、メンバーがそのことに度々触れていましたが、途中で泣いてしまうような場面はなかったです。スタダのアイドル特有の素直さを持った子たちなので、感極まって泣いちゃう子もいるかと思いましたが、思いのほかみんな落ち着いていました。3月9日に本当のラストライブが控えているというのもありますが、なんとなくその後の進路もそれぞれ決まっているのかな、なんてうがった見方をしてしまったり。

 コンセプトもしっかりしていて、エンターテイメントとしても成立していたし、育成ユニットとしても機能していたので、みにちあの解散は残念な気持ちが強いです。ただ、間違いなく新グループ、新たなアイドル向けの育成ユニットか育成システムができるはずですし、今後の動きに期待します。





2014年3月1日 みにちあ☆ベアーズ@AKIBAカルチャーズ劇場 (第1部)


2014年3月1日(土)
みにちあ☆ベアーズ、S★スパイシー2
AKIBAカルチャーズ劇場
「目指せ東京ドーム!!頑張れみにちあ☆ベアーズ!!vol.54&55 final!!」第1部

S★スパイシー2 セットリスト
1, Crying Face
2, 恋泥棒は左利き
3, 私を釣りに連れてって
4, 再現ドラマの女

みにちあ☆ベアーズ セットリスト
1, 君の瞳に恋してる (Can’t Take My Eyes Off You)
2, Sunny Day Sunday
3, ベアーズのテーマ
4, (曲名わかりませんが、”We are no.1!!、We are no.1!!”ってやつです)
5, ebiture
6, 手をつなごう
7, みにちあ☆1・2・3
アンコール
8, 大進撃~狙い撃ち~コンバットマーチ

 昨日は、みにちあ☆ベアーズとS★スパイシー2のライブへ。みにちあ☆ベアーズは、3月9日のライブでの解散を発表しています。その日はももクロの物販からエビ中の幕張に行く予定なので、自分がこのグループを見るのはこれが最後になりそうです。

 この日の出演はS★スパイシー2とみにちあ☆ベアーズの2組。まずはS★スパイシー2からライブがスタート。セトリは上記のとおり。2曲目の「恋泥棒は左利き」のあとのMCでは、現在新メンバー募集のオーディションが進行中の話。合計4会場で開催予定で、先週おこなわれたオーディションには、9名が集まったとのことでした。くりもえさんの予想は合計で20名ぐらいだったので、1回で9名も来てくれて嬉しい!と言ってました。このへんのキャラも含めていいですね、S★スパイシー2。曲も面白いし、きっかけがあれば一気に知名度上がりそうな気がするんですが。今日は4曲を披露。言い方は悪いですが、みにちあのオープニングアクトとして最高だったと思います。いい感じに場が暖まりました。

 S★スパイシー2のあと、転換時間はほとんど無く、みにちあ☆ベアーズのライブがスタート。セトリは上記の通りですが、1部はほとんどカバー曲でした。(もともとオリジナル曲が少ないし、毎回のことではあるんですが。) 2曲目の「Sunny Day Sunday」のあとには自己紹介とMC。みにちあに、この3月で小学校を卒業するメンバーが多いという話で盛り上がりました。

 みにちあ劇場のコーナーでは、支配人役が小田垣陽菜さんと石黒詩苑さん。私立恵比寿小学校として、「ebiture」で入場、エビ中の「手をつなごう」をカバーしました。メンバーは小学生から中学1年生までですが、全体的に歌うまいです。みんなももクロやエビ中のメンバー同様、素直な性格してるし、スタダって人材いるなぁと。将来的にももクロやエビ中を超えるグループが出てくるかはわかりませんが、それを期待させてくれる雰囲気はあります。

 今回でエビ小も最後ということで、「手をつなごう」のあとにはプロデューサー役の芽奈さんがこの曲を選んだ理由を語りました。「手をつなごう」の歌詞にも出てくるけど、みんなの夢が繋がったらいいなと思ったから、とのことです。また、エビ中のひなたからアドバイスもしてもらったと言っていました。

 その後はオリジナル曲の「みにちあ☆1・2・3」、アンコールの「大進撃~狙い撃ち~コンバットマーチ」でライブ終了となりました。みにちあ☆ベアーズ、現場の雰囲気がなんだか牧歌的でいいですよね。おそらく新生3Bでもなにかしらの育成ユニット、あるいは研究生のような制度があるんだとは思いますが、みにちあの解散は本当に残念です。2部に続きます。





2014年2月21日(金) チームしゃちほこ@EX THEATER ROPPONGI


2014年2月21日(金)
チームしゃちほこ
EX THEATER ROPPONGI「野郎NIGHT2014」

1,勝手にハイブリッド
2,ピザです!
3,尾張の華
4,いいくらし
5,女々しくて (ゴールデンボンバー)
6,ワイルド アット ハート (嵐)
7,スターダストボーリング
8,そこそこプレミアム
9,ごぶれい!しゃちほこでらックス
10,乙女受験戦争
11,トリプルセブン
12,大好きっ!
アンコール
13,待つわ~DD大歓迎~
14,女々しくて
15,恋人はスナイパー
16,でらディスコ

 ももクロのLV2日間に続いて、しゃちほこのEX THEATER公演に行ってきました。ほぼ定刻通りの開演。入場SEはthee michelle gun elephantの「ゲット・アップ・ルーシー」。開演前にも、ベンジーの曲や、エレカシの「ガストロンジャー」が流れていて、一貫して「男」を意識したライブでした。1曲目の「勝手にハイブリッド」、2曲目の「ピザです!」とアッパーな曲が続いたので、今日は勢いで押し切るライブなのかなと。

 「ピザです!」のあとには、自己紹介。メンバーはそれぞれ高橋ヒロシの「クローズ」とその続編「WORST」のキャラクターの名前を名乗りましたが、この漫画読んでないので、わかりませんでした。予習していけば、もっと細部を楽しめたかも。自己紹介から、柚姫、ちゆ、ゆずぽんが、順番にポーズをとっていく流れへ。ゆずぽんはジャケットの内側を見せるポーズをとりますが、ポケットに自分の生写真を入れて見えるようにしていて、他のメンバーが驚いていました。

 4曲目の「いいくらし」のあとに、「男気見せろよ 箱の中身はなんでしょう」という特別企画。ステージ上になんだろうボックスが出てきて、選ばれたメンバーが箱に手を入れて中に入っているものをさわり、中身を当てるという企画です。もし男気を見せられずにビビったり、箱の中身を当てられなかったら、よく演出で使われるCO2(プシューって白い煙が出てくるやつです)を浴びせられ、正解できたら逆にしゃちほこメンバーがお客さんにCO2を浴びせるとのこと。

 まず、くじ引きをして誰が箱に手を入れるかを決めますが、「当」と書かれている棒を引いた人が箱に手を入れる役とのことでしたが、なぜか5人が引いた全てに「ゆず」と書かれていて、ゆずぽんが担当に。まずお客さんにのみ、箱の中身が公開されましたが、中身はパイナップル。最初は「余裕!」と行っていたゆずぽんですが、客席からの「危ないよー!」などという声にも惑わされ、箱に手を入れながら泣いてました。「亀」「すっぽん」と答えますが、いずれも不正解。CO2を何回か浴び、ビビりながらも、なんとかパイナップルを正解。

 2問目はちゃんとしたくじ引きで決めますが、「当」を引いたのは菜緒ちゃん。メンバーから一番男気がありそう!と言われ、箱の中へ手を。ゆずぽんに比べると、めちゃくちゃ落ち着いてます。
咲「柔らかいんだけど! 柔らかいってさ、生き物じゃない? ちょっと分かってきちゃったかも。私さぁ、これ嫌いなんだけど!」
秋「じゃあ、答え言って。」
咲「ちょっと待って、どっちかわかんない。」
安「候補が2つあって、2つとも菜緒が嫌いなもの?」
咲「両方嫌い! 数えればいいんだ!」
安「なんとなくゆずもわかってきた。数えて〜でわかった。」
ここで中身の足の本数を数え始める菜緒ちゃん。
秋「5秒前!」
メンバー「4、3、2、1…」
咲「イカ、イカ、イカ、イカ…たこーーー!」
正解はたこでした。みんな菜緒ちゃんの度胸と、頭の良さに感心していました。

 5曲目と6曲目には、それぞれゴールデンボンバーと嵐のカバー曲。ゴールデンボンバーの「女々しくて」は、女性ボーカルにとっては低いキーのまま歌っていました。この曲では、ちゆがメインボーカルでほぼ全てのパートを歌い、他のメンバーは「女々しくて、女々しくて」の部分のコーラスなど。10曲目の「乙女受験戦争」では曲の前に、菜緒ちゃんが「野郎といえば拳ー! ペンライトしまえー! 今日は拳で行くぞーーー!」と客席を煽り、ペンライトをしまい、その代わりに拳を振り上げるように促します。本編ラストの「大好きっ!」の前には柚姫が、「次で”とりあえず”最後の曲になります。私たちはこれからも皆さんのことが、ずーーっと大好きです。聴いてください、大好きっ!」という言葉から曲へ。ここまでで本編終了となりました。

 客席からアンコールがおこり始めますが、ステージ上のモニターに「アンコールの前に」の文字。昨年12月23日におこなわれた「unBORDE Xmas PARTY 2013」での「大好きっ!」の映像が流されました。映像が終わると、今度は「アンコールお願いします」「どうぞ」の文字。ここから再びアンコールがおこります。

 アンコールは出囃子からスタート。セリフ部分が「人間50年、アイドル5年、お江戸六本木にしゃちほこ降臨。ぎーーーろっぽーーーん!」に変わってました。帆華が「アンコール出てきたんですけど、曲決めてないんですよ。アンコールはね、そのときのパッションでやるべきだから。」と言い、ここからメンバーの間で曲決めが始まります。まずはそれぞれやりたい曲を言ってくことに。
秋「柚姫からさぁ、やりたい曲言ってこ。」
大「盛り上がるのがいいから…DDとか?」
安「ゆずはねぇ、今日は野郎NIGHTだから、女々しくて。」
大「野郎だけど、女々しいの?」
安「俺さっき泣いちまったじゃん? 自分を歌いたいみたいな。自分が女々しくてつらいみたいな。歌いたいわけ。」
秋「歌うの、ちゆじゃなかったっけ?笑」
伊「そうだよ、全然やってやろうじゃねえか。」
秋「ちゆはなにやりたい?」
伊「女々しくて、やってやろうじゃねえか!」
秋「ほのかは、やっぱスナイパーかな。菜緒は?」
咲「じゃあ、スナイパー。」
ここから客席にどの曲がいいか、他にやってほしい曲はあるか聞きますが、なかなかまとまりません。また、アンコールは本来2曲の予定だったようです。
咲「3つやっちゃえばいいじゃん!」
秋「(舞台袖に向かって) ねぇー、いいですか?」
咲「だって今日野郎だよ! いいじゃん、1個増えるだけだよ!」
秋「3つやっちゃおうよー!」
ここでスタッフからオッケーが出て、大歓声。
咲「いきなり3曲にしたんで、スタッフさんがざわざわしてるんで。ちょっと待ってね!」

 ということでアンコールでその場で決めた3曲。さらにこれは元々決まっていたであろう「でらディスコ」を加えて、合計4曲を聴かせてくれました。しゃちほこは事前に舞台監督からアンコールは2曲と伝えられていたそうですが、残念そうに「2曲ですかぁ?」と言って、曲を増やせる空気を出しておいたそうです。生バンドを使わないライブで、こういうアクシデンタルな部分を作ってくれると、とてもライブ感が増すし、単純に楽しめる要素が増えますね。ハルちゃんが欠席なのは残念でしたが、しゃちほこのメンバーのキャラも出てて、良いライブでした!





2014年2月20日 ももいろクローバーZ@EX THEATER ROPPONGI「おしいろマンハッタン♡ ~なんてこったパンナコッタ~」


2014年2月20日(木)
ももいろクローバーZ
EX THEATER ROPPONGI「おしいろマンハッタン♡ ~なんてこったパンナコッタ~」

セットリスト
1,GOUNN
2,PUSH
3,黒い週末
4,行くぜっ!怪盗少女
5,words of the mind – brandnew journey –
6,ツヨクツヨク
7,事務所にもっと推され隊
8,あーりんは反抗期!
9,サラバ、愛しき悲しみたちよ
10,BIRTH O BIRTH
11,灰とダイヤモンド
12,ももいろ太鼓どどんが節
13,仮想ディストピア
14,泣いちゃいそう冬
アンコール
15,走れ!
16,いつか君が
17,鋼の意思

 今日もLVに行ってきました! 今回のライブは、くじ引きでメンバーの担当色を変え、その色の衣装と歌割りでライブをやろうというもの。昨日に続いて2日連続のEX THEATERでの公演ですが、今日の方がチケットが安く設定されてます。そのためくじ引き前に、しおりんが「安い方のライブ盛り上がってますかー!?」と煽ったり、夏菜子が「ももクロは値段に合ったライブをしますから!」と言ったり。

 まずはももクロ得意の茶番からスタート。
佐「私さぁ、国立の前にはっきりさせておきたいことがある。」
有「わかった!リハのスケジュール的なことでしょ?」
佐「知りたいけど、それじゃない。」
高「わかった!国立で15日にやる有安のお誕生日祝う…」
有「知らないよ。」
高「それを知ったうえでね、どう上質なリアクションができるかっていう。どうせ泣くんでしょ?」
有「泣かねぇよ!」
佐「それもあるけど、それじゃない。それはただ単に有安のハードル上げただけじゃん。私が思ってることは推し色のこと!」
 このあとのあーりんの説明によると、国立を前にしてみんな色に負けてるから、色に縛られないで本当の自分を見てほしいとのこと。ここで、この日のライブはメンバーの担当カラーを入れ替え、歌と衣装もそのカラーに準じて変える、というのが明かされました。本当は振り付けも入れ替えたかったけど、今日は安いライブだからできない、というあーりんの説明に、客席からは笑いが。
 ちゃんと歌えているかどうか確認する人が必要とのことで、審判長としてももクロのスタッフ佐藤守道さんが紹介されました。守道さんがメンバーそれぞれチェンジしたパートをちゃんと歌えているかをチェックし、最下位になった人には罰ゲームもあるとの発表。
 ここから、いよいよ今日の担当カラー決めへ。箱の中からボールを引き、引いたボールの色が今日の担当カラーになります。自分のもともとの色を引いた場合にはやり直しというルール。緑は歌が難しいので、みんな嫌がっていました。

 結果は次のとおり。
百田=紫
玉井=緑
佐々木=黄
有安=ピンク
高城=赤

 ここまでは本来のカラーの衣装を着ていましたが、くじ引きで決まった今日の担当カラーへ衣装替えへ。着替えの間は、テレビ朝日のキャラクター・ゴーちゃん。と、テレ朝の女子アナによるユニット・ゴーちゃん。GIRLSが出てきて1曲歌い、場をつなぎました。

 overtureが流れ、メンバーが再びステージ上へ。1曲目は「GOUNN」。本来は夏菜子パートの歌い出しを、真っ赤な衣装を着たれにちゃんが歌います。第一印象は、れにちゃん赤い衣装似合うじゃん! そして歌い始めると、無理して夏菜子を意識した歌い方じゃなく、いつものれにちゃんに近い歌い方。これが想像以上にはまっていて、緊張もあるんでしょうが真剣なまなざしで歌うれにちゃんから、ものすごく「センター感」が出てました。歌自体もとても表現力があって、夏菜子の持つ力強さとは違う、れにちゃんの優しさや真面目さが歌声にあらわれていて、ものすごく地道に努力を重ねてきたんだろうなっていうのがわかって、なんだかこの時点で胸がいっぱいになりました。

 GOUNNでは、しおりんが「甘露の匂い」の部分を杏果っぽくちょっとフライング気味に歌ったり、PUSHではメンバーがどこのパートを歌うか混乱して(特に夏菜子)、歌が欠ける部分があったり、黒い週末のイントロでは夏菜子の咳など、新鮮さもあって個人的にはとても楽しめるライブだったと思います。歌のパートは入れ替えるけど、振り付けは入れ替えないとのことでしたが、怪盗少女の間奏では、振り付けも入れ替えて、れにちゃんのエビ反りジャンプが見られました。

 怪盗少女のあとには自己紹介。ここでは今日の担当カラーのメンバーの自己紹介を。しおりんがわざと滑舌悪く杏果の自己紹介をしたり、杏果が照れながらもあーりんっぽく、かわいく「お肌のお手入れ…」とやったり、自己紹介も今日のハイライトのひとつでした。

 5曲目の「words of the mind」では、しおりんの手袋投げ。7曲目には、ももたまいが歌う「事務所にもっと推され隊」。パートを入れ替えただけなのに、まったく別の曲のような新鮮さと緊張感がありました。メンバーを見てると、歌詞のカンペがステージ上に貼ってあるようでしたが、そういうところからもメンバーの緊張と必死さが伝わってきて、最初はちょっとしたおふざけの企画ライブ程度に思っていたけど、見ている側も集中力を使う予想以上にいいライブです。

 8曲目には杏果が歌う「あーりんは反抗期!」。佐々木コールを有安コールに変更するモノノフの対応力。杏果も、少し照れながらも「ももちゃんのこと有安って言うな! ももちゃんだよぉ〜、ももちゃんだよぉ〜」とやりました。そのまま途中まで歌いますが、突然あーりんが「そんなんでいいと思ってんの?」と言って、音楽を止めてしまいます。イントロの前にまずは怒ってるところから始まらなくちゃだめ、恥ずかしがってちゃだめなど、いくつか杏果に指導したあと再び曲が始まります。歌い直しの方が、杏果も1回目よりも照れずに歌えてました。あと、「有安って言うな」の部分が字余りになるので少しリズムを変える必要がありますが、2回目の方がスムーズに歌えていて、このあたりもさすがだなと。

 反抗期のあとのMC。
高「なんで間奏のダンスでさぁ、コサックダンスみたいのやってたの?」
有「ちょっと覚えたからさぁ。」
百「かわいかった!」
高「面白かった!」
佐「でも推され隊も相当おもしろかったよ。」
百「でも、途中で玉ちゃん、推されてーるって言いそうになったよね。」
玉「危なかった! だって推されてるんだもんね。」
高「ちょっと! うちらだって…推されてなかった?」
百「すごい楽しかった!」
高「楽しいでしょ? 一緒に使ってもいいよ!」
百「一緒に使う? 共有?」
玉「推され隊とももたまいの共有?」
佐「そうじゃん! ももたまいじゃん! あれっ? うちらなかったんじゃない?」
玉「やっぱり、あーりんはユニットに入れないんだね。」

 11曲目の「灰とダイヤモンド」。じっくり聴かせる曲なので、パートのチェンジが分かりやすく、5人のボーカリストの個性が際立ちました。個人的に印象に残ったのは、杏果パートの高音を歌うしおりんと、間奏あけの大サビを歌うれにちゃん。特にれにちゃんの優しい声が、想像以上にはまっていました。歌もとても上手くなってきてるし、本当に見えないところで努力を重ねてきたことがわかります。後ほど佐藤さんも言っていたけど、5人で歌うユニゾンの部分も、声がきれいに揃っていて、普段より良かったと感じました。

 「灰とダイヤモンド」のあとに、あーりんの「終了ーーー!!」という声。
佐「チェンジはここまでということで。佐藤さんの審査もここまでということ。これからは自分のパートをいつも通り歌ってください。」
高「やったーーーー!」
佐「結果発表はまた後ほど。みんな大きな失敗はなかった…」
ここでモニターにはれにちゃんの渋い顔。
佐「自然と自分のパート歌いそうになんない?」
百「振りと歌が連動してるじゃん。あっ、行かないんだみたいな。でもなんか新鮮で楽しかったよね。」
高「新鮮。でもめっちゃ緊張するよ。やっぱり自分のパートがいい。」
有「初めて歌ったもんね、他の人のパート。」

 ここから、歌のパートを本来の担当に戻し、3曲を披露。そして最後のMCと結果発表。また、茶番ぽい演出で、小さい音量でオルゴールの音が流れる中で、あーりんの言葉。
 「私さぁ、怪我しちゃったじゃん。脇からずっと見てたの、ももいろクローバーZを。すごい光ってたの。だから、大切にしてほしいなぁと思うの。ももいろクローバーZのことも、モノノフのみんなのことも、自分のパートも。だから、みんなで行こうよ! 国立の向こう側!」
 ここで、モニターに号泣しているれにちゃんの顔。それに気づいて、れにちゃんを囲むように集まるメンバー。このれにちゃんの涙には、あーりんの言葉にちょっとグッと来たとか、国立への思いとか、センターを任されたのにやりきれなかった悔しさ不甲斐なさとか、いろいろな気持ちがあったと思います。ここで号泣するところがれにちゃんらしい。この素直さと向上心があれば、ももクロはもっともっと色んな意味で上に行けると確信しました。

 あーりんが「れにちゃん、でもね、ルールはルールなの。佐藤審査委員長—!」と言って、佐藤さんがステージへ。佐藤さんが言いたいことがあるとのことで、1分だけということで話を。
 「国立前にこんなレクリエーションみたいなことやってダメなんじゃないかと思ったけど、ソロはグダったところもあったけど、5人で歌うユニゾンのところはいつもより良かったんですよ。これはすごい収穫でした。」
 佐藤さんが結果の書かれた紙をあーりんに渡し、あーりんのから結果発表が。結果は次のとおりです。
1位 佐々木 +3
2位 玉井 +2
3位 有安 0
4位 高城 -7
5位 百田 -10
 名前のあとの数字は点数で、0点を基準にして、ミスしたらマイナス、良いところがあったらプラスという採点方式だったようです。佐藤さんの、夏菜子を最下位にした理由は「ソロが少ないのに、欠けるところが多かったから」とのこと。罰ゲームとして、ジョッキに入った青汁の炭酸割りを、夏菜子が飲みました。かなり不味かったとうで、1回では飲み干せず、4回ぐらいに分けて飲んでいました。全て飲みきったあとに、夏菜子が「待ってろ、国立ーーー!!」と絶叫。

 アンコールも普段通りのパートで3曲を披露して、ライブ終了となりました。最後の挨拶のときに、この日のライブのタイトルについての話。
佐「これなんなの?」
百・玉・高「わたしたちがつけました!」
高「おしいろマンハッタンを私がつけて」
百・玉「なんてこったパンナコッタ。」
百「3人でつけたの。こういうのってパッと出たやつで決まるんですよ。川上さんが、おいお前ら、EX THEATER 2日目のライブのタイトル考えろって言って。それで高城さんが”おしいろマンハッタン!”って言ったんだよね。それで、はい決定おしいろマンハッタン。私が”なんてこった!”、玉井が”パンナコッタ!”って言って決定!」

 結果的には4位という評価だったけど、個人的にはこの日のMVPはれにちゃんです。確かに重要なパートを歌い遅れたり、歌いきれなかったりという部分はあったのですが、れにちゃんの責任感の強さと誠実さがパフォーマンスにあらわれてました。普段は1歩下がってももクロを支えるれにちゃんですが、意外と言うと失礼だけど、赤とセンターが思いのほか似合っていて、歌にも地道に積み上げてきた努力の跡が感じられて、ものすごく感動しました。

 メンバーも大きい会場でやることになれてきて、ライブの本数も重ねて、どうしても手抜きではないけど、こなしてしまう部分、マンネリ化してしまう部分もあると思いますが、パートを入れ替えただけで緊張感が生まれていて、ライブとしても見応えがありました。EX THEATERでの2日間、セトリもコンセプトもそれぞれ良くて、ぜひ映像化してほしいクオリティーです。