2014年3月15日 ももいろクローバーZ@国立競技場


2014年3月15日 (土)
ももいろクローバーZ
国立競技場
「ももクロ春の一大事 2014 国立競技場大会~NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ~」

セットリスト
1, ももいろパンチ
2, 未来へススメ!
3, 行くぜっ! 怪盗少女
4, ピンキージョーンズ
5, ミライボウル
6, Z伝説 ~終わりなき革命~
7, D’の純情
8, 労働讃歌
9, 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
10, Z女戦争
11, サラバ、愛しき悲しみたちよ
12, GOUNN
13, 泣いてもいいんだよ
14, DNA狂詩曲
15, BIONIC CHERRY
16, PUSH
17, Chai Maxx
18, words of the mind
19, いつか君が
20, ツヨクツヨク
21, 鋼の意志
アンコール
22, 仮想ディストピア
23, 堂々平和宣言
24, 月と銀紙飛行船
25, コノウタ
26, 走れ!

 ももクロの国立2days、本当に素晴らしかった。2日間とも何度か号泣ポイントがあったけど、それを差し引いてもライブとしての満足感が高かったです。

 今回のライブでまず個人的に良かったと思うのは、ゲストが必要最低限で、演出も全てがももクロのライブの魅力を、機能的に引き出していたこと。もちろんゲストや演出自体がダメとは思いませんが、最近のライブでは、演出しすぎること、ゲストを呼ぶことで、ももクロの本来得意な部分が失われていると感じることがあったので。いろいろな人と共演することで、ももクロの世界観が広がる、そうやって得意な部分を広げていく意図もあったんだと思います。あるいは大人の事情というものも。でも、国立での2日間では、僕が見たいももクロをこれでもかというほど見られて、何回も泣きました。

 5TH DIMENSIONとGOUNNのツアーは、それぞれコンセプトを持ったライブを作り上げていて、この2つのツアーも素晴らしかったと思っていますが、国立のライブは設定されたコンセプトや世界観ではなく、「ももクロ」のストーリーとキャラクターを描き出していました。「事実は小説よりも奇なり」って言葉を、地で行っちゃってるなと。5人の真っ直ぐで強い気持ちが世界を変えてきたこと、5人の天然記念物と呼べるぐらいの純粋で魅力的なキャラクター、5人が育んできた絆、それだけで何回も泣けるんです。

 もうひとつ良かったのは、生バンド。生バンドを導入するのは基本的には大賛成なんですが、今までのライブではまだ手探り感があるというか、バンドで映える曲をセットリストに取り入れようとするあまり、ライブ全体のバランスがちょっと窮屈そうな印象を受けることがありました。それが国立の2日間では、今までで最も、ももクロのパフォーマンスとかみ合っていたんじゃないかと。今までもバンド演奏でダイナミズムを増していた「怪盗少女」や「労働讃歌」はもちろん良かったし、東響コーラスさんも「猛烈」に厚みを加えていました。ももクロのライブの魅力のひとつは、ロックやジャズに近い一回性の価値があるところだと思うんです。本来、生バンド・生演奏とは相性がいいはずだと思っていたけど、国立ではそれがぴったりハマってました。

 演出の佐々木さん、ももクロが売れるにつれて、有名になるにつれて、ライブの演出内容を批判されることも多くなっていたけど、やっぱりがっちりハマった時のももクロとの相性は最高なんだよな、と思います。国立の2daysで、ももクロの表情がとにかく良くて、こういう顔を引き出せるのは、やっぱり佐々木さんとの関係性が大きいんじゃないかと。

覚えている限りの、9曲目の猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」のあとのMCと自己紹介。
百田「やっぱ野外は、月も見えるし」
玉井「嬉しい事に快晴だからね!」
高城「最初、雨の予定だったんだけど、奇跡が起きましたよ!」
佐々木「めっちゃ嬉しかったんだけど、朝カーテン開けたとき。」
百田「佐々木さんには私たち4人は負けないですよ、いくら雨女だからって。」
佐々木「雨降ったら、全部私のせいにされるの。今日で証明されたじゃん! 晴れ女じゃん!」
高城「違う、だって晴れ女が…」
百田「高城さん、もう時間ないんですよ! 高城さんからお願いします。」
ここから順番に自己紹介。しおりんは自己紹介のあとに「こくりつーーー!」と絶叫。
玉井「盛り上がってんのかーーー!? 声が出せるのかっ!? 今日はあの聖火台に燃える…(笑)」
百田「玉井さん、リハからずっと“わたし、盛り上げるから”って、ずっと言ってたじゃん。玉井さん、今本番だから。焦んないで! リハ通り、リハ通り!」
玉井「声が出せるのかっ!? ありがとうございます! 今日はあの聖火台に燃える炎のように、熱い熱いライブにしましょう! よろしくお願いしまーす!」
 しおりんに続いて、杏果の自己紹介。
「ももクロのちょっぴりおバカな小さな巨人、有安杏果です。19才です!」と言うと、みんなペンライトを緑に切り替え、緑色に染まる国立競技場。本気で感動して、目を潤ませる杏果。
有安「(驚きで少し声を裏返しながら) うそー!?」
百田「高城さん、笑うとこじゃないでしょ!」
高城「感動してんの!」
有安「19才になりましたーーー! みんな自分の好きな色のサイリウム出してください。次、夏菜子!」
 このあと夏菜子の自己紹介が始まると、今度は真っ赤に染まる国立。
百田「全色、持ってんの?」
玉井「そうなると、杏果の今の感動がおかしくなるから!」
有安「今ね、一気に涙が乾いた!」
百田「ほら、緑にして! せーの! 緑っ!」
再び緑に染まる国立競技場。
百田「はい、赤!赤!赤!赤!」
高城「紫!紫!紫!」
佐々木「ピンク!ピンク!」
玉井「黄色!黄色!黄色!」
高城「すごーい! なんで?」
百田「全色になるってこと?」
高城「そうだ! 全色のサイリウム出たんだ!」
佐々木「あーっ、そうだった!」
百田「ダメだよ! 1分前ぐらいの有安さんの全部なくなるから、もう1回みんなで緑にしよ!」
有安「みんな緑のサイリウム持ってきてくれたんだね! ありがとー!」

 17曲目の「Chai Maxx」のあとにも、あーりんが「今日ってなんの日だっけ?」って言って、杏果の誕生日をお祝いするくだりがありましたが、個人的にはここの場面の方が泣けました。会場が緑に染まった時の、杏果のびっくりしているのと感動しているのが入り交じった表情。国立っていう大きな会場なのに、こういう素の部分・表情が見られるシーンが多かったと思います。自分の自己紹介が終わったあとに「好きな色のサイリウム出してください」って言うのも、杏果らしい。

 国立で自分が一番感動した部分てどこだろう、と考えると、あの大きな会場で、等身大の5人が見られたことが、何にも増して感動しました。今回はオープニングや途中のVTRで、過去の映像が多く使われていましたが、ほんとに良い意味で変わっていない部分が多くて。もちろん歌やダンスのクオリティーは格段に上がっているんだけど、路上や屋上でやってた頃から、「目の前の人を笑顔にしたい」っていう思いは全く変わってないっていうのは、本当に奇跡です。


2014年3月9日 私立恵比寿中学@幕張メッセイベントホール


2014年3月9日 (日)
私立恵比寿中学
幕張メッセイベントホール
Luck To The Future PART1

セットリスト
1, 仮契約のシンデレラ
2, もっと走れっ!!
3, 売れたいエモーション!
4, サクラ・ゴーラウンド
5, 梅
6, 使ってポートフォリオ
7, U.B.U.
8, チャイム!
9, えびぞりダイアモンド!!
10, 誘惑したいや
11, 禁断のカルマ
12, 未確認中学生X
13, Lon de Don
14, ザ・ティッシュ~とまらない青春~
15, 頑張ってる途中
16, 手をつなごう
17, 永遠に中学生
18, フレ!フレ!サイリウム
19, 大人はわかってくれない
アンコール
20, R-O-B-O-C-K
21, オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~
22, 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
23, 踊るガリ勉中学生
24, 揚げろ!エビフライ
25, イッショウトモダチ

 エビ中の幕張公演。留学中のなっちゃんと新入生のカホリコを除いた8人体制でのライブは、先日の自習とこの日の幕張のみです。4月15日に武道館公演を控えていることもあり、「転校公演」のようにわかりやすいテーマがなく、位置づけの難しい部分もあったと思いますが、本当に素晴らしいライブでした。エビ中のメンバーは手を抜くようなことはしないと分かっていましたが、まさかここまでいいものを見せてもらえるとは。

 開場から開演までのSEに、Sonic Youth、Dinosaur Jr.、マイブラなんかが使われてて、個人的にはこの時点でけっこうテンション上がりました。この日はライブビューイングも入っていたので、ほぼ定刻に開演。5曲目の「梅」までMCなしで連続のパフォーマンス。ライブが始まるまでは、先日の自習に引き続き、なっちゃんパートは誰が歌うかな、なんて考えていましたが、そんなことを忘れてしまうぐらい圧倒的なライブでした。楽しいのと同時に、とても暖かい気持ちになれるライブ。

 序盤の曲のなっちゃんパートで特に印象的だったのは、1曲目「仮契約のシンデレラ」の冒頭をりななん、5曲目「梅」の冒頭を真山が歌っていたところ。特にりななんは、今まで見たことがないぐらい真剣で凛々しい表情をしていました。りななんは、ライブではたまに音程が不安定になってしまうことがありますが、今日は全体的に音程も安定していて、すごく良かった。

 真山は、いつにも増して気合いが入った表情をしていて、なっちゃんのパートを大切に歌っているのが伝わってきました。みんな、それぞれが自分なりに思いを持ち寄っていて、それがパフォーマンスにもあらわれていて、こっちにも伝わってきて、ああエビ中好きで良かったなと。序盤だけでものすごく満たされた気分になったし、どこがってわけじゃないんだけど、なぜだかすごく感動するライブでした。

 「梅」のあとに自己紹介。みんなが順番にいつもの自己紹介をしたあとに、全員でなっちゃんの自己紹介を。最後の「黙っていれば清純派…」の部分もメンバー全員で言うんだけど、最初はいまいち揃わなくて、ちょっとずつゆっくりになって合わせていくところとか、エビ中の優しさが出てるなと思いました。そこからまた5曲連続でのパフォーマンス。

 10曲目「誘惑したいや」のあとにMC。ここのMCは真山、美怜、裕乃さん、ひなたが担当。この日の会場は千葉県にある幕張メッセなので、千葉県民のひなたに対して、みんながどう?って聞いて盛り上がりました。
真山「幕張メッセ!」
星名「どう! 千葉県民?」
柏木「ちょっと嬉しい!」
真山「千葉県民、今日は近かったのかな? いつもさあ、恵比寿だと最低でも1時間はかかるわけでしょ?」
柏木「今日一番近いよ、私。」
真山・星名「いいなぁー。」
星名「ひなたはさぁ、けっこう幕張メッセにライブ見に行ったりするの?」
柏木「えっと…その、あの方の…」
真山「いいよ、別に伏せなくても! みんなわかってるよ!」
星名「みんな分かりますよね? ひなたといえば。」
柏木「安室奈美恵さんのライブに…6年前かな? 2008年に来て、2階席のあそこらへんで見てた。だから、いつかここでやりたいなぁと思ってたから、すごい嬉しい。」
ここで客席から拍手と歓声。ここから幕張メッセが広い!ステージも高い!という話になり、高所恐怖症の真山とひなたがステージ上の階段を上がった高いところで、裕乃さんのむちゃぶりで、ふなっしーとくまモンのモノマネをやらされました。

 11 曲目から15曲目まで、またまた5曲連続。15曲目「頑張ってる途中」のあとのMC。今度は、瑞季、あやちゃん、ぁぃぁぃ、りななんが担当。あやちゃんが「今日は私が回す!」と宣言して、フリートークがスタート。あやちゃんの仕切りで「安本彩花のどっちかなのコーナー」が始まります。このコーナーは、あるお題にたいして自分はどっち派かを答える、というもの。まず「枕は固い派? やらかい派?」を聞きますが、話はあんまり広がらず、グダグダになっていきました。ここからはいつものエビ中の緩いトークに。

 本編は19曲目の「大人はわかってくれない」で終了。アンコールが起こってしばらくしてから、ステージ上のモニターにかほりこの2人が映し出され、自己紹介と今後の意気込みを。

 アンコールではアリーナ最後方に作られていたサブステージを使い、まず「R-O-B-O-C-K」から。「R-O-B-O-C-K」の間奏部分から、「オーマイゴースト」のバックトラックの一部がサンプリングされて、シームレスに「オーマイゴースト」へと繋がっていきます。オータムデフスターツアーの時にも、こういうアレンジがありましたが、トラックをいつもと変えてくれるのは新鮮だし、エビ中のは単純にかっこいいですね。22曲目「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」まで、サブステージで披露。

 ここでまた会場が暗転し、メインステージ上のモニターには、留学中のなっちゃんからのビデオレターが! 留学先の自分の部屋から、なっちゃんが自分で撮った動画とのことですが、思ったより時間が長く、しっかりとしたメッセージを送ってくれました。この場面では、ペンライトを黄色に切り替えるエビ中ファミリーが多くて、それも良かった。会場全体が暖かい雰囲気になりました。

 なっちゃんのビデオレターが終わると、今度はスタンド席の通路に8人のメンバーが散って、ガリ勉とエビフライの2曲を披露。僕はスタンド席の中段あたり、ちょうど通路の近くの席だったので、個人的にはここで一番テンション上がりました。最後の「イッショウトモダチ」では、メインステージに戻ってのパフォーマンスとなりましたが、途中であやちゃんが顔をおさえて泣き始めて、歌えなくなってしまいました。それをカバーする他のメンバーたち。モニターを見ると、他のメンバーも泣いていて、みんなで支え合っての最後の曲になりました。

 4月には武道館もあるし、幕張公演はもっとあっさり単純に楽しめるライブになると思っていましたが、まさかここまで感動的な素晴らしいライブを見られるとは思いませんでした。演出も最低限でしたし、運営側も転校公演前のお祭り的な位置づけで準備してきたんじゃないかと思うんですが。正直、メンバーのモチベーション的にはどういう感じなのかな、なんて事もちょっと考えてましたが、そんな事を考える事自体が失礼なぐらいメンバーは立派だった。

 単純な目標やテーマなんて設定しなくても、メンバーそれぞれが自分の気持ちを持ち寄って、それぞれの大切な気持ちが集まって、ものすごい多幸感が生まれていて。ああ、こういう感動の仕方、ライブの作り方ってあるんだなと、なにかものすごいものを見てしまったって感覚がありました。

 いろいろと思うところはありますが、とにかくエビ中を好きで良かった!エビ中って素晴らしい!と思えるライブでした。エビ中なら、ひたむきさで世界を変えられると心から思います。





2014年2月23日 私立恵比寿中学@品川ステラボール


2014年2月23日(日)
私立恵比寿中学
品川ステラボール「“自習”vol.2 1時間目」

セットリスト
1, 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
2, 永遠に中学生
3, エビ中出席番号の歌
4, どしゃぶりリグレット
5, オーマイゴースト? ~わたしが悪霊になっても~
6, えびぞりダイアモンド!!
7, パクチー
8, なにがなんでも
9, チャイム!
10, もっと走れっ!!
11, いい湯かな?
12, 頑張ってる途中
13, ザ・ティッシュ ~とまらない青春~
14, 梅
15, 新・青春そのもの

 今更ですが、2月23日におこなわれた自習1部の簡単なレポートを。この公演、3人の転校が発表されたこともあり、チケットがものすごく取りにくくなっていました。自分も友人が当ててくれたチケットで、1部のみの参加です。

 開演前、入場待機列にちょっとした人だかりができていて何事かと思いましたが、中村優さんが来ていました。ファミえんの特典映像で、エビ中ファミリーにはかなり知られてますし、もうエビ中の現場に普通のお客として来るのは厳しいかもしれませんね。本人もアイドルを目指すとのことなので、ぜひとも今後は与える立場として頑張ってもらいたいですが。個人的にはかなり期待してます。

 1時間目は真山りかさんプロデュース公演。ステージ上には8組の机とイス。1曲目の「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」で、イスに座ったりと、パフォーマンスの中にも取り込まれていました。1曲目が終わると、メンバーが学校の放課後のようなノリで掃除を始めます。同時にここから茶番の始まり。ひなたの「どうしてみんな掃除してんの?」に対して、ぁぃぁぃが「ひなちゃんが大暴れしてチョークの粉を教室にばらまくからじゃん!」、真山が「めちゃくちゃだよ! みぞっち、カンカンだよ!」と返したり。

 そこからメンバー自身で机とイスを片付け、放課後トークが始まります。最初はこれが終わったらおいしいもの食べに行こうよ!などと話していますが、あやちゃんが「あのさ、春になったら3人転校しちゃうんだよね…」と言い、それに対して裕乃さんが「バカっ! 私たちは転校したって、どこに行ったって、永遠に中学生さ!」。2曲目の「永遠に中学生」へ。ニュアンスが伝わりにくいかもしれませんが、裕乃さんの言い方がかなり明るく茶番っぽく、お客さんやメンバーの雰囲気に湿っぽいところはありませんでした。

 「永遠に中学生」に続いて、3曲目は「エビ中出席番号の歌」。この2曲のなっちゃんパートは全員で歌っていました。ももクロのAE限定ライブも、この自習もそうだけど、メンバー自身がセトリと演出を考えるって面白いですね。真山は真面目だし、3人の転校発表後のライブということもあるんで、相当悩んだんじゃないかな。

 でも、転校の件を無理に隠すでもなく、いかにも涙を誘う演出をするでもなく、自分なりにみんなを送り出したいって気持ちがあらわれていたと思います。裕乃さんに「永遠に中学生さ!」と言わせたところも、初期の曲を多めにセトリに入れたところも、お客さんがなにが見たいのか、ってところも考えているし、真山の優しさ、誠実さ、真面目さが出ていると思います。

 7 曲目「パクチー」のあとのMCで、このあと10曲目「もっと走れっ!!」の曲中に赤組と白組に分かれて風船割り対決をすることに。赤組が真山、ぁぃぁぃ、裕乃さん、それ以外が白組。風船を膨らまし、それをイスに置いてから座って割り、多く割った方が勝ち、というゲームです。勝ったのは赤組! 勝った赤組には、ケーキが運ばれてきました。赤組の3人がケーキを食べ始めますが、負けた白組のりななんが一口食べちゃって「だって我慢できなかったんだもん!」と言ったり、エビ中的わちゃわちゃ。

 そのわちゃわちゃしてるなか、真山がハッピー・バースデーを歌いながらもうひとつケーキを運んできます。このケーキは2月27日が誕生日の瑞季のためのもの。ここから瑞季の誕生日会へ。真山は「実はゲームっていうのは、これがやりたいがための仕掛けでしたー!」と言ってましたが、こういうところも真山の人柄が出てますね。12曲目「頑張ってる途中」のあとには、みんなで改めて瑞季へ向けてハッピー・バースデーを歌いました。指揮者はぁぃぁぃ。

 途中のMCで「風船膨らましたら声が出にくくなっちゃった」と言ってましたが、自分のプロデュース公演ということもあり、やっぱり真山は緊張してたんだなと。パフォーマンス的にかなり飛ばしていたのが分かりました。あとから2部もニコ動のタイムシフトで観ましたが、声を出すのがつらそうで。全力で頑張るこういうところも真山らしいんだけど、喉が心配ですね。エビ中のライブは、いつも見終わったあとに穏やかで楽しい気分になれるんですが、この日のライブは特にそうでした。





2014年3月1日 みにちあ☆ベアーズ@AKIBAカルチャーズ劇場 (第2部)


2014年3月1日(土)
みにちあ☆ベアーズ、S★スパイシー2
AKIBAカルチャーズ劇場
「目指せ東京ドーム!!頑張れみにちあ☆ベアーズ!!vol.54&55 final!!」第2部

S★スパイシー2 セットリスト
1, 再現ドラマの女
2, ブルーライト ヨコスカ
3, 私を二郎に連れてって
4, エキゾチックスパイス

みにちあ☆ベアーズ セットリスト
1, みにちあサンバ
2, みにちあ応援歌
3, みにちあ校歌
4, Wonderful Rush
5, もってけ!セーラーふく
アンコール
6, みにちあ☆100

 一昨日のAKIBAカルチャーズ劇場、みにちあとSスパのライブ第2部のレポートです。2部もS★スパイシー2のライブからスタート。「再現ドラマの女」以外は曲を入れ替えて、2部でも4曲を歌いました。2部もめちゃくちゃ盛り上げてくれました。MCでは、翌日にボーノ相模大野でおこなわれた初ワンマンライブの宣伝を。新メンバーが入ってどうなるかわかりませんが、曲もいいし、キャラクターもいいし、もっと売れるといいなぁ。個人的には今後も地道に応援していこうと思います。

 続いてほとんど転換時間なしで、みにちあベアーズのライブがスタート。2部では、1部とは変わってオリジナル曲多めのセトリとなりました。2曲目の「みにちあ応援歌」のあとには自己紹介とMC。ここでは「目指せ東京ドーム、頑張れみにちあ☆ベアーズの公演が最後となってしまいました。なんと、この名前の公演だけで55回です。ここまで55回もやり続けられたのは皆さんのおかげです。ありがとうございます!」と挨拶。みにちあには3月で小学校を卒業するメンバーが6人、春は出会いと別れの季節、ということで3曲目に披露されたのは「みにちあ校歌」でした。

 4曲目にみにちあ劇場。支配人役は愛来さんと内藤るなさん。初登場のグループ、みにちあ坂学院(みにちあざかがくいん)からやってきたミニライブ!として、「Wonderful Rush」をやりました。もちろんラブライブ!の曲のカバーです。みにちあがライブでカバーするのは初めてのはずですが、コールを入れやすいリズムと構造の曲なので、途中からはいつもやっている曲のように盛り上がりました。曲の知名度が高いっていうのも、あるとは思いますが。

 アンコールでは、リーダーの内藤るなさんが「みなさんが大好きな曲で、今日まだやってないのがありますよね? 円陣組みます!」と言ってメンバーで円陣を組みます。そこから始まったのは「みにちあ☆100」。みにちあの曲は、カバー曲もオリジナル曲も、「応援する」ってコンセプトがはっきりしてるのでブレないですね。この曲も、最後の曲というのもありますが、盛り上がりました。

 みにちあベアーズは今週末のライブをもって解散とのことですが、なんだかもったいないなと思います。「見に来てくれた人を応援する」ってコンセプトで、ほとんどカバー曲ですが、高校野球の応援のような楽曲と、野球とチアリーダーのユニフォームを合わせたような衣装が、全て一貫していてよくまとまっています。楽曲も単純ですが、コールを合わせやすいものが多く、高校野球の応援とアイドル現場でのコールって、意外な親和性があるんだなと思ったり。現場の雰囲気も、保護者が子供たちを見守るって要素が強くて、牧歌的でアットホームです。

 また、この日は最後の「目指せ東京ドーム!!頑張れみにちあ☆ベアーズ!!」公演、AKIBAカルチャーズの出演もラストとなるため、メンバーがそのことに度々触れていましたが、途中で泣いてしまうような場面はなかったです。スタダのアイドル特有の素直さを持った子たちなので、感極まって泣いちゃう子もいるかと思いましたが、思いのほかみんな落ち着いていました。3月9日に本当のラストライブが控えているというのもありますが、なんとなくその後の進路もそれぞれ決まっているのかな、なんてうがった見方をしてしまったり。

 コンセプトもしっかりしていて、エンターテイメントとしても成立していたし、育成ユニットとしても機能していたので、みにちあの解散は残念な気持ちが強いです。ただ、間違いなく新グループ、新たなアイドル向けの育成ユニットか育成システムができるはずですし、今後の動きに期待します。





2014年3月1日 みにちあ☆ベアーズ@AKIBAカルチャーズ劇場 (第1部)


2014年3月1日(土)
みにちあ☆ベアーズ、S★スパイシー2
AKIBAカルチャーズ劇場
「目指せ東京ドーム!!頑張れみにちあ☆ベアーズ!!vol.54&55 final!!」第1部

S★スパイシー2 セットリスト
1, Crying Face
2, 恋泥棒は左利き
3, 私を釣りに連れてって
4, 再現ドラマの女

みにちあ☆ベアーズ セットリスト
1, 君の瞳に恋してる (Can’t Take My Eyes Off You)
2, Sunny Day Sunday
3, ベアーズのテーマ
4, (曲名わかりませんが、”We are no.1!!、We are no.1!!”ってやつです)
5, ebiture
6, 手をつなごう
7, みにちあ☆1・2・3
アンコール
8, 大進撃~狙い撃ち~コンバットマーチ

 昨日は、みにちあ☆ベアーズとS★スパイシー2のライブへ。みにちあ☆ベアーズは、3月9日のライブでの解散を発表しています。その日はももクロの物販からエビ中の幕張に行く予定なので、自分がこのグループを見るのはこれが最後になりそうです。

 この日の出演はS★スパイシー2とみにちあ☆ベアーズの2組。まずはS★スパイシー2からライブがスタート。セトリは上記のとおり。2曲目の「恋泥棒は左利き」のあとのMCでは、現在新メンバー募集のオーディションが進行中の話。合計4会場で開催予定で、先週おこなわれたオーディションには、9名が集まったとのことでした。くりもえさんの予想は合計で20名ぐらいだったので、1回で9名も来てくれて嬉しい!と言ってました。このへんのキャラも含めていいですね、S★スパイシー2。曲も面白いし、きっかけがあれば一気に知名度上がりそうな気がするんですが。今日は4曲を披露。言い方は悪いですが、みにちあのオープニングアクトとして最高だったと思います。いい感じに場が暖まりました。

 S★スパイシー2のあと、転換時間はほとんど無く、みにちあ☆ベアーズのライブがスタート。セトリは上記の通りですが、1部はほとんどカバー曲でした。(もともとオリジナル曲が少ないし、毎回のことではあるんですが。) 2曲目の「Sunny Day Sunday」のあとには自己紹介とMC。みにちあに、この3月で小学校を卒業するメンバーが多いという話で盛り上がりました。

 みにちあ劇場のコーナーでは、支配人役が小田垣陽菜さんと石黒詩苑さん。私立恵比寿小学校として、「ebiture」で入場、エビ中の「手をつなごう」をカバーしました。メンバーは小学生から中学1年生までですが、全体的に歌うまいです。みんなももクロやエビ中のメンバー同様、素直な性格してるし、スタダって人材いるなぁと。将来的にももクロやエビ中を超えるグループが出てくるかはわかりませんが、それを期待させてくれる雰囲気はあります。

 今回でエビ小も最後ということで、「手をつなごう」のあとにはプロデューサー役の芽奈さんがこの曲を選んだ理由を語りました。「手をつなごう」の歌詞にも出てくるけど、みんなの夢が繋がったらいいなと思ったから、とのことです。また、エビ中のひなたからアドバイスもしてもらったと言っていました。

 その後はオリジナル曲の「みにちあ☆1・2・3」、アンコールの「大進撃~狙い撃ち~コンバットマーチ」でライブ終了となりました。みにちあ☆ベアーズ、現場の雰囲気がなんだか牧歌的でいいですよね。おそらく新生3Bでもなにかしらの育成ユニット、あるいは研究生のような制度があるんだとは思いますが、みにちあの解散は本当に残念です。2部に続きます。